私が仙台に来て困ったことがいくつかある。

 まず雪のことである。私は個人的に雪が好きである。なぜなら韓国にいた時はほとんど見る機会がなかったからだ。だから雪を見ることが出来るというのはとても嬉しいことであった。だがここに来てからは少しずつその考えが変わった。最初に雪が降った時は嬉しかったがこれにも限度というものがある。なぜなら雪が降り続いて道を歩くことが困るぐらいだったからだ。そのとき約30cmぐらい雪が積った。これぐらいでももう道を歩くのに不便を感じるはずだ。幸いそのときは休み中だったのだが、もっと困ることに道の雪がまだ半分も溶けてないのにさらに雪が降った。結局50〜60cmぐらい積ってしまった。そして休みが終わり学校をへ行く時になってもこの雪がとけるどころか凍ってさらに滑りやすくなってしまった。この時に学校へ行く時は本当に困った。命をかけて道を歩いている気分だった。車も滑るぐらいだったから予想はつくと思う。その後にも1週間のうち4回雪が降るぐらいよく降ってきた。今でもたまに降っている。だが幸いこれは35年ぶりにあったことだという。私達が日本に来たのがたまたま大当たりだったということである。たぶんこれからもこれぐらいの雪を見ることは難しいと思う。いい思い出になるだろう。私の場合もう1mぐらい雪が降らないと驚かないようになってしまった。

次に困ったことはお金のことだ。私達は10月27日に来日した。しかしその時奨学金を貰えなくてかなりの間お金に困っていた。もちろん来る前にお金を持ってきたのだがそれは生活品を買うのにほとんど使い残り少なかった。結局お金を借りるに至ってしまった。この時は何もできなくただ家にいるしかなかった。だが二ヶ月分のお金が一気に出てきてお金の問題が解決した。この時は本当に嬉しかった。その時から私は個人的にお金に困ったことがなかった。だが問題なのは奨学金が出る日が決まってないらしく、時々困る人がいる。つまり20日ぐらいに出ると思ってお金を全部使ったら出てこなくて困ることがあったりするということだ。私はこの問題をどうにか解決してほしい。つまり日を決定して欲しいということだ。これは文部省が決めることだからたぶん難しいかもしれないがそれでも解決の努力を見せてくれることを願う。

(イ・スンゲ)