東北大学の歴史

 

 東北大学は東北地方の帝国大学として1907年に農科大学と理科大学の二つを基盤として日本における3番目の国立大学として、仙台に設立されました。ですから東北大学は日本でもとても古い大学の一つだということになります。

東北大学は帝国大学としてはじめて男女共学を実施しました。

男女差別がひどかったその時代を考えたらすごく大事なことだと思います。

また、1911年にはすでに外国人留学生を卒業生として送り出しました。

1915年には医科大学が設立され、1919年には理科大学、医科大学がそれぞれ理学部、医学部となり、さらに工学部が設置されました。

その後、法文大学が1922年に設置され、総合大学として整備されました。

1947年には農学部が設置され、1949年には法文部、経済学部、文学部にそれぞれ分立しました。

次いで学制改革が行われ、新制度としての東北大学が新しく誕生し、教育学部も設置されました。

1965年には歯学部が設置され、1972年には薬学部が設置されて、現在は10学部、12研究科からなる大学院、7研究所及び幾多の教育施設、研究施設を有する一大総合大学の威容が整えられました。

このように東北大学は歴史が長いだけでなくて、外国人と女性にも教育の機会を与えた非常に開放的な大学だと思います。

 

平成13年12月21日 金泰昊