Japanese / English

授業科目名

日本語レベル

MC500: 中上級日本文化演習(国際共修ゼミ)

 多文化コミュニケーション

 Multi-cultural Communication 5

Level 5(中上級)

授業の目的と概要

定住する外国人の増加に伴い、地域コミュニティ、学校教育の現場、ビジネス場面などで言語や文化の異なる人々が直接接触する機会が増えています。少子高齢化を背景に、女性の就労促進、外国人労働者や移民政策についても議論が始まっている日本の現在です。広い意味の「多文化」とは「多様性」のことであると定義し、ジェンダー、国籍、アイデンティティ、入国管理などをテーマに、「ホスト/マジョリティ」「ゲスト/マイノリティ」双方の立場で思考実験をしながら、多文化共生社会における有用な個人・家庭人かつ社会人となる意義を日本人学生とともに体験します。

対象者

CEFRJF日本語教育スタンダード B1程度(日本語能力試験N2程度)の人。

学習の到達目標

(1)多文化共生社会のキーとなるトピックについての基本的な知識を学ぶ。
(2)クラス活動を通じてそれらの知識が体験の一部として内在化される。
(3)視点を変えて物事をとらえ自分の立ち位置を変える思考実験ができる。
(4)活動中の自分の感情の変化をメタ認知して言語化できる。
(5)異なるものに対する調整力、共感力、寛容の態度が養われる。 

授業回数(週当たり)

秋学期・春学期 週1回(週1コマ)全15回 

学習内容

テーマについて学ぶのではなく、テーマをネタに活動するイメージです。

・オリエンテーションと多文化クラスのルール

・アイデンティティ、個人と集団、共通語としての言語、ジェンダー、宗教など(予定)定住外国人(ゲスト)と日本人(ホスト)のロールプレイ

・属性の違う受講者を組み合わせたグループで映像作品をつくり発表

使用教材

授業で指示します。

成績評価方法

出席30%、毎週のコメント提出30%、授業中の発言などの参加度10%

最終レポート30%

※変更する可能性があります。

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